日本特殊教育学会は障害のある人の福祉や生活を考えるための団体です
日本特殊教育学会とは、心身に障害が認められる人の教育を中心に、障害を持つ人が生きやすい環境を整えるために様々な情報交換や探究を行う日本で唯一の研究学術団体の事です。
日本特殊教育学会大会の開催を全国各地で設けることや、機関誌の発行、研究活動、学会運営のための会議などを行っている機関です。
会員となる人は、障害のある人の教育や、非行、行動上に問題のある子供に対する矯正教育、心理や保健、医学、リハビリテーション、福祉などの学際的で、幅広い分野の研究と実践の場に携わっている専門家集団で、9つの構成部会のいずれかの部会に所属することになっています。
専門家が集まる事により、障害のある方々の自立や社会参加に向けてのあらゆる側面に携わり、助けられる仕組みを作ることを目的として活動されている組織です。
近年一人一人の教育ニーズに応じて、特別な教育や支援の対象となる子供の、障害の概念や範囲の拡がりにより即した方法を取ることが望ましいという考えのもとに活動は行われており、文部科学省では、特殊教育から特別支援教育へと転換し、教育や支援のシステムが新しい方向へと変化し始めています。
日本特殊教育学会により得られた研究結果により、より適した教育や、福祉現場などでより具体的に活用することで、地域社会への現実的な貢献の役割も期待されています。
また、身体に障害がある人の能力をもっと伸ばす事により、健常者とあくまでも自然な形で共存していけるような道筋を作るための機関とも言えます。
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カテゴリー:教育