フレーベルは、幼児教育の父と言われています

フレーベルは、18世紀後半から19世紀前半を生きたドイツの教育者で、幼稚園の創設や恩物の考案などから幼児教育の父と言われています。
しかし、彼は単に幼児だけではなく、人間の教育者であろうとしました。

彼は、孤独な幼児体験の中で、自然に対する親しみを深め、思索的な性格を培い、厳格な聖職者の家庭から宗教的感化を受け、当時のドイツの思想界から強い影響を受けました。

彼の思想に、自然、キリスト教、ドイツロマン主義が基礎をなしていたのはその為です。
だからこそ、様々な施策と実践の中で子どもの生命を見つめ、大人に対して、さあ、われわれの子どもらに生きようではないか、と呼びかけていたのです。

彼の究極的な理念は、生の合一というものでした。
生の合一を、子どもだけでなく、大人をも含めた人間の生命の課題と捉えて、大人に対して、子どもに生きる、ということを求めたのです。

フレーベルの思想において、子どもに生きる、ということは、大人にとって、自分自身に生きる、ということです。
日常性の中に埋没させられてしまった自己の内なる神性に対して大人を目覚めさせて、よりよい自己に生きる、ということを意味しているのです。

つまり、無限の可能性を内に秘めた子どもの生命の神性への賛美、子どもの人格の尊重とともに、子どもの生命を育む大人自身の生命の覚醒と発展をも意味しています。

しかし、本来子どもに生きる、という思想が、展開し実現されるべき場である家庭が、それをなしえない状態であると、彼は認識したのです。
だからこそ、彼は大人と子どもが自己の神性を覚醒し発展させていく施設として、幼稚園を創設したのです。

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カテゴリー:教育

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