シュタイナー教育幼稚園は知識よりも心や魂を大切にする
シュタイナーはオーストリアの哲学者です。
このシュタイナーの考え方をもとにしたものがシュタイナー教育です。
シュタイナー教育は、精神的なもの、魂を育てる自我を作る、など魂の教育を重視します。
シュタイナーは、「人間が生まれ持っているエネルギー量は一定で、それは成長の各段階で正しく使われなければならない」といっています。
幼児期にはエネルギーは身体器官の形成に使われ、小学生くらいになると記憶力に使われていきます。
中学生から高校生くらいになると、エネルギーは思考へ変容してきます。
このエネルギーの分配に異常が起きたらどうなるでしょうか。
幼児期に身体の形成が十分にされなければ、将来内臓や神経に不調や病気を来すことになります。
知識ばかりあっても自分で考える能力、創造力がなければ、魅力ある人間になるのは難しいでしょうし、社会の中で生きていくのにも支障が出て来るのではないでしょうか。
そこで、7歳くらいまでは、知的なことを学ばせるよりも、健康な身体と自分の意志で動く力を育てることが、後々のやる気、集中力、持続力などの力につながり、苦しい勉強や社会の出来事にも耐えうる力にもなる、というのが、シュタイナーの幼児期に対する教育の考え方です。
この考えを取り入れて教育しているのが、シュタイナー教育幼稚園です。
日本でも最近は、この手の幼稚園、保育園が増えてきているようです。
これらの幼稚園・保育園では、まず、自由遊びの中で自分のしたいことに取り組んでいきます。
文字や数字、テレビなどや、一般に勉強といわれるものは、7歳くらいまでには必要ない、のびのびと好きなように遊びなさい、というのがモットーのようです。
そして、全体的に自然を愛し、心を大事にし、芸術を愛するという方向性があるようで、知識よりも、精神的な物、心、魂を大切にする教育です。
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