キャリア教育が将来の日本を救う
若い人たちの雇用問題に対する政府の対策として、将来を担う若者たちに勤労観、職業観をはぐくみ、自立できる能力をつけることを目的にしたものがキャリア教育です。
そのなかの文科省はそれぞれの学校の特色や地域の実情を踏まえたうえで、子供たちの発達の段階にふさわしいキャリア教育を推進・実践しようとしています。
では、今なぜこのようなことを言っているのでしょう。
昔は人間の営みが身近にあり、日常生活のさまざまな場面において子供たちが主体的に生活の場面において参加できました。
また、仕事自体も子供たちの生活圏内にあったので、仕事をする大人へのあこがれや厳しさが自然に醸成されました。
しかし現代では地域社会が崩壊しつつあり、家庭内でも便利な製品に埋め尽くされています。
そのため日常生活において主体的に係ることが必然的に減りました。
さらに、産業の細分化、分業化によって、子供は仕事をする大人の姿を見る場面が少なくなり、その一方で、情報化社会が進み、不祥事を起こす企業や学校を糾弾する情報が多く流れるようになって、大人への憧れも育ち辛くなったといえます。
そこで、さまざまな大人と、いろいろな場面で触れ合うことで、学びの意欲を育てる教育が必要になりました。
現在多様なキャリア教育が行われていて、その様子を見ると多くの工夫が取り組まれています。
これには学校関係者だけでなく、企業の参加もあります。
多くの体験が将来子供たちが仕事に就く時にきっと役に立つでしょう。
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