教育課程の目標の設定・学習経験の構成と新しい教育について
教育課程の構成は、教師と生徒によって作られます。
教師は、校長の指導のもとに、それぞれの教科の専門家、青年心理の専門家、評価の専門家、さらに両親や生徒とともに学校における教育課程を作る必要があります。
学校における教育は、生徒の行動と考え方を目標に向けて発展させていくと言えます。
従って、教育課程の構成については、目標をしっかり捉えることが必要です。
目標を達成するために必要な教育内容と学習活動を選択し、生徒の経験が発展するようにしなければいけません。
これによって、生徒の経験が目標に対して再度構成され、教育課程の構成について、目標の設定および学習経験の構成が重要な仕事になります。
新しい教育については、文部科学省の平成12年度の調査では、小中高生が起こした暴力は2万8千件を越えました。
そのなかで、校内暴力は過去最多の件数となっています。
また、不登校の生徒が急増し、経済の高度成長に伴い、良い会社、良い学校志向が強まり、知識の量を重要視する学歴偏重社会になりました。
加えて、少子化や高齢化、核家族化が進み、家庭や学校に歪みの影響が出てきています。
これからの学校は、子供たちが各段階に応じ、自我を作りして個性を育てる必要があります。
「学校週5日制」については、教育全体を改善する為の対策といえます。
子供の生活にゆとりをもたせることが、学校教育での基本的な考えです。
ゆとりという言葉が意味するように、時間的、精神的に落ち着いた環境で、子供たちが学べるように考えることが重要なのです。
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