学力低下を憂うより世界の教育開発を

近年の日本では、しきりに学力低下が騒がれています。
詰め込み型教育の見直しやゆとり教育の問題、それに、若者の理数系離れといった気風などが原因でしょうか。
大手予備校の盛況やインターネット環境の充実さからすると、いささか矛盾しているように見えなくはありません。

しかし、一度この学力低下を日本国内というミクロな視点でなく、世界的水準からマクロに見ていきますと、日本はまだまだ恵まれている国であると言えるでしょう。

日本は、学力が低下したとはいえ、未だ識字率が高く、読み書きはもとより、義務教育として等しく学校教育を受ける権利を有しているからです。

2013年のノーベル平和賞候補の1人に15歳の少女がいますが、パキスタンで教育が受けられず、教育を受ける権利を自身のブログを通して訴えて、結果武装勢力に狙われたというのはみなさんもご存じかと思います。

日本は教育という点においては、大変に豊かな地です。
一方で、NPOなどが懸命に教育開発を行なっている土地というのはいまだ多く、満足な教育を受けられずに労働や兵役を課せられる子どもたちがたくさんいます。

学力低下を憂うよりも、こうした地域に教育開発で最低限の教育の機会を与えようと考える方が、人類全体として価値があります。
学力向上よりも教育開発が、まず私たちには急務です。

学力低下とはおそらく一時的な時代の潮流であり、長い日本の教育史を人間に例えると、一過性の風邪に過ぎません。
私たちの目下の使命は、教育が満足に行き届かない地域に教育開発をしていくことなのです。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:教育

このページの先頭へ