「本からの学び」読書教育は次世代の人材育成に不可欠です
先日公表された、ある新聞社が行った読書週間に向けての全国世論調査によると、世の中の書籍離れは相変わらず続いています。
それによると、このひと月間に全く読書しなかった人は53パーセントにのぼり、スマートフォンの普及もあり、今後特に若い年代の、増々の読書時間減少が懸念されています。
新学習指導要領の教育目標のひとつに言語活動の充実がありますが、それには読書習慣の大切さを教育することが必要でしょう。
活字を読むことでの学習は脳を良く働かせますが、動画や音声によるものだと、同じ程には脳は働きません。
先述した全国世論調査の中で、読書目的のトップに「知識や教養を深めるため」が例年挙がっていますが、これは読書が習慣付いている人には当たり前の目的ですが、習慣のない人にとってはその価値がおそらく理解できていないはずです。
まずは、学校で図書館を利用した興味のある本の読書や、調べ学習の資料収集のための読書の定着が望まれます。
もちろん、家庭においても読書環境があることが大切です。
家族で互いに読んだ本を話題に出来る様な日常が、人としての情緒やコミュニケーション能力を育てるといっても過言ではありません。
学力向上、情緒、理念の確立に欠かせない読書ですが、落ち着いて長時間本に集中するといった行為の繰り返しは、深く思考し、キレずに物事を長続きさせる力を育む訓練としても有効です。
人生の中で実際に体験できることは限られていますが、書籍からは、過去の偉人の経験や、文学に於いてもそこから導かれる思考を学ぶことができます。
次世代の人材育成や、彼らの発展的、能動的な思考の基礎づくりのために、読書教育が今こそ重要だと言えるでしょう。
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