障害児教育は理念も新たに特別支援教育へと変わりました

従来からの障害児教育とは、肢体不自由、知的・視覚・聴覚障害、病弱の児童生徒が対象でした。
しかし、障害の重複や多様化に対応が必要であることや、すべての子供にそれぞれのニーズがあること、種別や程度によって区分したり隔離するものではないという「ノーマライゼーション」の考え方のもと、一人一人の自立や社会参加に向けて必要な支援をしていかなければならないと考えられるようになり、2007年に「特別支援教育」が学校教育法で位置づけられ、それまでの「養護学校」という名称も「特別支援学校」となりました。

これまで特殊教育の対象でなかった通常学級に在籍のLDやADHD、高機能自閉症の子供たちも支援の対象に加えられることになり、これらの子供たちは、全般的には知的な発達に遅れがなく、一見健常児のように見られますが、聞く、話す、計算するなどの特定の能力の習得が困難であったり、多動性や衝動性で社会的な活動に支障をきたすなど、さまざまな課題や困難を抱えています。

その特性や個々の発達の段階に応じて環境を整え、学習や生活をしていく上で適切な指導や支援をするための取組みが行われています。

また、地域の小、中学校も従来の「特殊学級」から引き継がれ、「特別支援学級」として配慮の必要な児童や生徒の支援を行っています。

今まで「情緒障害」としていた種別を新たに「自閉症、情緒障害」とするなど、対象もさらに明確化されるようになり、一人一人の自立や社会参加に向けて、名称だけでなく理念や制度が変わったのです。

この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています

このエントリーを含むはてなブックマーク Buzzurlにブックマーク livedoorクリップ Yahoo!ブックマークに登録

カテゴリー:教育

このページの先頭へ