高等教育学校とはどんな学校なのか
高等教育学校とは聞きなれない言葉ですが、一般的な高等学校とは全く異なるものです。
分かりやすく言えば、短大、大学、大学院や高等専門学校など、実践的な知識や技術などを身につけることを目的とした教育機関で、中でも高等専門学校は、中学校卒業資格で入学することができます。
15歳という早い時期から専門的な分野を勉強し、知識を身につけることができるのです。
多くの学校には寮制度があり、希望者のみであったり、全寮制であったりとそれぞれですが、10代の多感な時期を仲間と切磋琢磨しながら生活するというのも貴重な体験であると言えます。
5年間の一貫教育で、国語、数学、英語などの一般科目と専門科目をバランスよく学び、さらに、専門的で高度な教育が2年間受けられ、その後には専攻科へ進学したり、または大学へ編入することも可能です。
工業系と商船系の学科が多く目立つ高等専門学校ですが、それ以外にも、経営情報学科やコミュニケーション情報学科、国際ビジネス学科などを設置しているところもあります。
また、高等専門学校卒業者の就職率は厳しいと言われるこの時代でも、ほぼ100%を維持していると言われるほど高いことも特徴で、専門的、実践的なことを5年間学ぶことで、企業側からしても即戦力としての評価が高いのです。
将来の目標がなかなか見つけられない若者が多い中、興味と目的を持って将来を考える者が専門的に学ぶことができる機関、それが高等教育学校です。
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