韓国の英語教育とその現状について
韓国での英語教育は日本以上に熱心であり、その熱心さは世界的にも有名です。
小学3年生から英語の授業が必修となっており、90年代後半頃から国を挙げて英語力の強化に取り組んでいます。
また、国のみならず、国民の英語学習に対する意識が非常に高いと言えます。
それに対して日本では、本格的に学習を始めるのは中学校に入ってからで、英語に対する意識もそこまで高くはありません。
韓国では、世界共通の英語能力テストTOEICに代わる英語能力テストとして、「NEAT」国民英語能力評価試験と呼ばれる国家試験の導入に多額の資金を投じていました。
政権交代を境にこの計画は無くなったという報道がありますが、国民の英語に対する積極性は変わらずあると言えます。
小学校や中学校での授業だけでなく、英語塾に通う子供はとても多く、英語学習に費やす時間も費用も大きな割合を占めています。
グローバル化が進む今の時代、英語力はもはや必要な能力です。
アジア金融危機の中、国内の経済事情が低迷していたこともあり、国内での失業率が増加したことが大きな要因とも言えますが、これからの国際社会で勝ち抜いていくためにも、グローバルな活躍ができる人材を育成しようと国全体が動き出しました。
こういった事から、幼い頃から英語教育に熱心に取り組む姿が今の現状です。
アジア諸国内で韓国のように英語教育に力を注いでいる国は他にもあり、日本の英語能力はアジア内では下位ランクになります。
今後は日本でも英語の必要性を考え、国際的に活躍できる人材を育てるべく英語教育に注目する必要があるでしょう。
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