時間という言葉の和訳から見る、英語の本当の理解
時間が知りたい、と聞かれまずはじめに思いつくのは時刻でしょう。
ですが状況によっては、長さを聞かれているという場合もありえます。
時間には時の流れの中の一点、ある特定の一瞬表す意味と、ある時刻と別のある時刻の間の長さを表す意味があり、時間の流れと言った使い方をする場合のように、どちらにも当てはまらない意味を持つときもあります。
英語で時間を表現する場合、timeとhoursの2種類の表現方法が存在します。
英語の場合、ある特定の時を表す場合にtimeを使い、時の長さを表す場合にhoursを使います。
そしてtimeは、two timesで2回、time will tellが時間が経てば分かるtime consuming、時間の無駄というように、時計の感覚だけではなく、漠然とした、過去から現在、未来へと流れるもっと広い意味を持っています。
日本人にとって日本語以外は外国語ですから、分からなくて当然なのでしょう。
学生の頃、英語が分かる人はどのような分かり方をしているのか、疑問に思ったことがありました。
これは日本語に訳して理解をしているのか、訳す必要はなく理解ができているのかという意味です。
国が違えば言語だけではなく文化も違います。
ですので、日本語というフィルターを通してのみ、元の英語を解釈しようとすることには無理があるのではないでしょうか。
感覚的に英語での時間という言葉の意味が分かるというように、和訳を通すことなく英語が理解できることが重要です。
また訳すのであれば翻訳のように、原文を損なわないようにしたうえで、ニュアンスも含めしっかり文章にできてこそ本物です。
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