医療系国家資格は、特定の学校で規定の年数を修め、卒業資格が与えられると受験資格が与えられます
医療系国家資格には医師、歯科医師、薬剤師、看護師、保健師、助産師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などがあります。
文部科学省や厚生労働省が管轄する大学や専門学校で規定の年数を修業し、卒業資格が認められると国家資格を受験できるための受験資格を得られます。
国家試験は年に一回、国内の主要都市に受験会場が設置されて試験が行われます。
合格ラインは6割の正答数が基準とされていますが、問題によって配点が異なるため単純に全問題数の6割を超えると合格というわけにはいかないようです。
国家試験に合格すると厚生労働省より合格通知が送られてきます。
合格通知の内容に沿って登録を行うことで厚生労働大臣の名前でそれぞれの資格の免許証が送られてきます。
医療系国家資格は診療報酬や介護報酬を算定するうえで人員基準として必要となりますので、病院や施設などの就職をした場所に国家資格の免許証のコピーを渡すことになります。
医療系国家資格は2年ごとに見直される診療報酬や、3年ごとに見直される介護報酬によって需要が大きく変わってきます。
リハビリに対しての報酬が大きくなると、病院や施設はこぞってセラピストを雇おうとしたため需要に対して供給が追いつかない時代がしばらくの間続きました。
近年では数年前に行われた診療報酬の改訂で、病院への看護師の配置基準が変更され、看護師不足が続いている状態です。
ちなみに看護師は国家資格ですが准看護師は国家資格ではなく都道府県が管轄する公的資格です。
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