医療職の現状と国家資格の将来性
国家資格には様々なものがありますが、その中でも今後ますます需要が高まる資格の一つが医療系の資格です。
例えば、医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、放射線技師、作業療法士、理学療法士など多くあります。
これら医療系の国家資格は、将来性が高いと言われています。
その理由の一つには、高齢化社会が進んでいるということです。
高齢化が進み、病気の人の数が増えると、今の医療従事者だけでは対処できなくなります。
今でさえ、医師や看護師は大変不足しています。
医師は近年、医学部の増設、定員数増加など、政府が打開策を行いましたが、この成果が上がるのは数年後のことです。
また、医師の絶対数を上げても、まだまだ都会と地方の格差は大きくあります。
都会に医師は集中し、地方では医師不足に悩まされています。
また、産婦人科、小児科などの医師不足も深刻であり、まだまだ課題は山積みです。
看護師においても同様で、産休など女性にとっての雇用形態を充実させても、診療科によっては激務のところもある為、時間に余裕のある場所に移る人が後を絶ちません。
結果、看護師はいるものの、本当に必要としている所では看護師不足になっています。
このように医療系では需要と供給がアンバランスなのが現状です。
しかし逆に考えてみれば、この医療系の国家資格さえとったら、仕事は引く手あまたなのです。
将来性だけで仕事を考えるものではありませんが、非常にやりがいもあり、これからの社会にとってますます重要な資格であることは確かでしょう。
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