心理職に国家資格が無いことを知っていますか
最近よく耳にする、カウンセラーやセラピストといった心理職の資格に、国家資格はひとつもありません。
どれも民間団体によって定められた民間資格なのです。
心理カウンセラーや心理セラピストなどの心理職の資格はたくさん存在しています。
その民間団体によってネイミングが異なっています。
それぞれの団体によって取得する方法やその難易度もさまざまです。
一番難しいとされるものは、民間資格全体の中でも難易度の高いものです。
受験できるのは、医師免許を持っている人か大学院を卒業している人に限られます。
大学院ならどこでもいいというものでもなく、ちゃんとその団体が指定した大学院でないといけません。
また、無事に資格が取れた後も、5年おきに更新しなければならないといったものまであり、こうした難易度の高い資格もある一方で、何度か講習を受ければなれるものなど簡単に取得出来るものまであります。
なので、知識量や経験もばらばらです。
そういった民間の資格とは別に、国家資格を創ろうとする動きが最近ではみられます。
今のところ仮の名で、医療心理師と言われています。
国際的にみて、日本が心理学の面において遅れをとっていることや、それに関する制度に遅れがあるのは明らかで、自殺者の増加や不登校児の増加、教師と生徒間の暴力問題、精神疾患によって通院する人が増えたことなどの社的会問題から、その必要性が取り上げられています。
しかし、なかなか医療や心理に関するそれぞれの団体の話がまとまらず、その実現には未だこぎつけていないのが現状です。
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