不動産に携わる者として必要な宅地建物取引主任者と鑑定士の資格
不動産の資格として、主に宅地建物取引主任者や不動産鑑定士といった資格があげられます。
まず宅地建物取引主任者は、売買契約時に顧客に対して重要説明事項を伝えるための資格なので、不動産会社で業務に携わる人には必要なものです。
それは、重要説明事項を説明する際には、主任者証を提示して顧客に説明することが義務付けられているからです。
また、不動産業務に携わる者としては、試験を受けることで最低限の必要な知識を学ぶこともできます。
しかし、宅地建物取引主任者は、試験に合格しただけでは業務で利用する主任者証はもらえません。
合格後、一定の講習を受けることによって発行されるのです。
そして、五年毎に講習を受けて主任者証を更新することになりますが、この講習を受けなければ失効となり、主任者証が必要な場合は、また改めて一定の講習を受け直すことになります。
次に、鑑定士は鑑定書を作成するのに必要な資格です。
鑑定士は、道路の買収といった公的な鑑定から、競売の鑑定や山林の鑑定といったさまざまな物件の額を算定する仕事です。
試験は三次試験まであり、一次試験はほとんどの方が免除になることが多く、二次試験から受験することになります。
二次試験に合格すると鑑定士補となり、鑑定書の作成の補助をすることができます。
そして、三次試験は、鑑定の業務の内容にとどまらず、かなり難しいものです。
しかし、この業界に携わる者としては必要な資格であり、鑑定士は定年がなく、一生続けることができる仕事でもあるので、資格取得を目指しましょう。
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