税理士試験の受験資格について
人気の国家資格である税理士は、受験資格が少し複雑です。
受験資格にはいくつかあり、まず最初は、大学か短大および高等専門学校の法律学か経済学を主とする学部を卒業したものがあり、例としては、経済学部や法学部が挙げられます。
次も同じように、大学か短大および高等専門学校を卒業しているものとなっていますが、法律学や経済学を1科目以上履修したものとありますので、つまり、歴史学部や体育学部でも良いわけです。
3つ目に、2年以上の修業年限の専修学校の修了者で、法律学もしくは経済学を1科目以上履修しているものとあります。
これは、専門学校などを想定しているケースです。
そして4つ目は、簿記試験の日商簿記1級以上もしくは全経上級を持っているということとなっています。
これらの試験は、会計学や税法を理解している必要があるために、そのまま資格があると捉えられるのです。
最後は、法人もしくは事業を営む個人に関する事務を3年以上従事したもの、または税理士、弁護士、公認会計士の業務の補助に3年以上従事したものとあります。
こうした資格を持ったうえで、2つの必須科目である法人税もしくは所得税のどちらか、そして選択科目の2科目の合計5科目の合格により資格を得ることができるのです。
実際には、これから2年間の実務経験を経て名簿に記載されて初めて税理士として名乗ることができますから、時間がある程度かかる試験ではあります。
それでも将来にわたって活躍できますので、人気があるのです。
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