人材派遣業の歴史と、派遣業に必要な許可

一般的に人材派遣事業と呼ばれる業態は、正確には労働者派遣事業といいます。
人材派遣は、古くは江戸時代から口入れ屋、手配師などと呼ばれており、奉公人や遊女まで、様々な職業を斡旋していました。
その後も港湾労働、工事現場、漁業など、多くの業種に存在し、工業化が進む近代社会において、労働者の供給を調節する弁としての役割もあり、相互扶助の側面もあったことから、単純に悪とは言い切れません。

しかし、悲しいことに、労働者の劣悪な労働環境や苛酷な搾取といったひどい待遇が社会問題となり、法律で禁止されました。
現在でも路上で声をかけて労働者を集め、作業現場などに斡旋する手配師と呼ばれる行為は存在しますが、この行為は違法です。

その後、社会の変化により労働者派遣法が1986年に施行されましたが、建設作業や港湾労働、医療の分野では禁止されています。
派遣の基本的な仕組みは、労働者は派遣先企業の指揮命令を受けますが、派遣先企業とは雇用関係にはありません。

雇用関係は、派遣元との間に結びます。
派遣とは別に請負という契約がありますが、これは業務をまるごと請け負い、雇用、指揮命令も請負業者から受けるものです。

労働者派遣には大きく分けて、特定労働者派遣と一般労働者派遣の2種類があります。
特定労働者派遣は、仕事が切れた時でも派遣元で常時雇用が継続するので、事業の運営が難しいと言われています。

一方、一般労働者派遣は、仕事がある時だけ雇用が成立します。
労働者派遣業を行うには許可が必要で、事業主が所在する都道府県労働局を通して、厚生労働大臣に申請する必要があります。

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カテゴリー:人材

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