若手の研究者人材育成について

近年、若手の研究者人材不足が嘆かれています。
研究者の間でも、研究者人材の高齢化の問題が押し寄せています。
大きな問題として、研究者に対する給金システムの問題があります。

研究者にとって最も良いのは、企業や大学の安定した正規雇用ポストを得ることですが、これはポストの数に限りがあり、倍率が非常に高くなってしまいます。

更に企業研究は、バイオや薬品やデバイス開発など、一部を除いては先端研究と企業の営利活動とが両立せず、どうしても分野によっては企業への就職は難しくなります。

ですので、国営の研究施設で雇われる研究者の数が圧倒的に多いのですが、こちらでもプロジェクト単位での短期雇用が多く、いわゆるポストドクター問題が生じていて、安定した正規雇用が難しくなっています。

この問題は、放置して良い類の問題ではありません。
大学には若い人材候補が大勢います。

資源物資の乏しい日本では、研究開発でアジアをリードしていかなければいけませんし、そのためには人数をかけて研究を推し進めなければならず、若い人材を一人前の研究者へと育てる環境整備は急務と言えます。

近年、大幅な予算の削減が叫ばれていますが、やはり研究用の予算、特に若い研究者候補の育成にかける予算は、そうやすやすと削減してはならない費用です。
若手研究者の育成は未来への投資であり、更にその未来とは日本を支える技術者業界の未来でもあります。

これからの日本を支えるために、これ以上の発展のために、予算削減だけでなく、若い研究者中心の新たな分野への投資が必要になるのではないでしょうか。

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カテゴリー:人材

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