建設業界の人材不足は危機を迎えています
建設業界の人手不足が深刻になりつつあります。
データによると、22~44歳までの一番の働き手の割合が減少傾向にあり、相対的に高齢層の人材の割合が増えてきています。
建設業界の高齢化は他の業種と比べても非常に多く、現在この業界に残っている人材の高齢化はこの業界の維持について大きな課題となっています。
若者が建設業から離れていく傾向は強く、現在勤めている人も団塊の世代が中心なので、現在の業界を支えている人材は定年退職が決まっているため、なおのこと業界全体の人材不足は深刻なのです。
そして、新卒の就職者数も年々下がっており、今ではピーク時の3分の1にまで落ち込んでしまっています。
新卒者の採用も他業界に引き抜かれてゆき、現在まで建設業界を支えてきた団塊世代は退職していくので、このままでは非常に厳しい時代に入ることになります。
こういった問題を根本的に打開していくことはもちろん必要で、労働条件の改善や賃金の見直しといった、新しい業界を立ち上げる必要があるのです。
このようなことから現在、建築という本業の技術を活かした新しい取り組みも始まりつつあります。
今注目を浴びている新しい分野では、農業、福祉、環境、リフォームなどに始まり、建設資材を活用したハウスでの水耕栽培や海外への造園技術の輸出など、様々な方向から業界のノウハウを活かせる取り組みです。
今後も人材不足は深刻になるので、新分野を開拓して、業界存亡の危機を免れる取り組みが必要だと言えます。
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