優秀な外国人高度労働者を優遇する高度人材ポイント制
高度人材とは、科学研究や医療の分野において専門的な知識を持つ外国人労働者の事を言います。
これは高度人材外国人の受け入れ促進を目的としており、ポイント制を活用した出入国管理上の優遇措置を導入したものです。
中でも積極的に受け入れるべき外国人労働者としては、代えがたく優秀であり、日本人と切磋琢磨しながら医療や技術の専門性を高めて労働市場の発展を促す人材です。
その種類は、学術研究活動、高度専門技術活動、高度経営管理活動の3つに分類され、学歴や職歴、年収や日本語能力、企業内でのポスト等の項目ごとにポイントを設けて、合計点数が100点満点中70点以上に達した場合に出入国管理上の優遇措置が与えられるようになっています。
そして、優遇措置の内容には、まず複合的な在留活動の許可により大学での研究と併せて事業経営など複数の在留資格に携わる活動が行える点が挙げられます。
更には、最長5年の在留期間の一律付与や永住許可要件の緩和の他、入国や在留の審査手続きの優先的な早期処理があります。
そして、一定条件を満たせば配偶者の就労に加えて親や家事使用人の帯同も許可されます。
こうした優遇措置はポイント制を設けている日本以外の国においても導入が始まっており、有能な人材を獲得する競争が高まりつつあります。
ところで、高度人材を雇用する事業主は職業安定所に届け出が必要です。
法務局のホームページには、詳しい申請方法の説明や日本語と英語での対応が選べる電話相談の案内が記載されており、また手続きに必要な申請書類のダウンロードも可能となっています。
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