中小企業基盤人材確保助成金について
中小企業基盤人材確保助成金という制度をご存知でしょうか。
これは、創業する時や中小企業が異業種へ参入する際に、新たに人材を雇い入れた場合にその人材の人数に応じて支給される助成金のことを言います。
創業後に人材確保をして事業が軌道に乗るまでには時間もコストも予想以上に掛かるものですが、誰を雇用しても受給できる訳では無く、助成金を支給される対象になるには、会社の経営基盤を強化する優れた人材であり、年収350万円以上で雇用されることが条件になります。
更に、業務の企画や立案を行う専門的知識を持つ人材、あるいは部下を指揮監督する立場の係長相当職以上、いずれかの条件が加えて必要です。
受給金額は基盤人材1人当たり140万円で最高5人まで申請できるので、700万円が最高金額になります。
これは大きな金額なので、いくつかある受給要件も細かく設定されています。
重要なのは、創業や異業種への進出を開始した日から6か月以内に改善計画を都道府県知事に提出して認定を受けた事業主であるという点で、期限を過ぎてからでは受給要件を満たしていても助成金対象から外れてしまうので、迅速に処理をしましょう。
そして、創業や異業種への進出に伴う設備投資に250万円以上の費用を掛けている事業主であるという点も条件になり、費用と認められる経費の項目が細かく決められているので注意が必要です。
助成金申請に関わる手続きには作成書類や添付資料が多いので、事務作業の軽減には社会保険労務士等の専門家へ相談することをお勧めします。
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