語学勉強におけるシャドーイング教材の効果
シャドーイングとは、1950年代後半に音声言語知覚や吃音症の研究に使われた実験技術で、耳から入る言葉を理解し、理解したその言葉をそのまま復唱する語学学習法です。
その効果の高いことから、今では多くの英語学習教材に取り入れられています。
聞こえてきた英語をそのままの発音・イントネーションで発声することで、飛躍的に英語力、とくにスピーキング力とコミュニケーション力が上がるとされています。
シャドーイングで大切なことは、耳から入ってきた情報を理解することです。
耳から聞こえた英語を復唱するだけではただのリピート練習になってしまい、真の英語力は身に付きません。
聞こえてきた英語の内容を理解した上で復唱することが重要なのです。
こうした教材を使っての学習内容は、聞こえてきた英語をそのまま発音するだけの単純な学習方法ですが、単純といえども、最初は難しく感じる人も少なくないでしょう。
まずは短い単語から始めて、少しずつ長い単語へ移り、短い文章から長い文章へと段階を上げていきます。
また、大切なのは毎日続ける点にあります。
この学習方法の良いところはどこでも学習できることで、例えば、主婦の方なら台所で料理をしながら、掃除をしながら、働いている方なら携帯音楽プレーヤーに入れて、通勤中や休憩時間にも実践することが出来ます。
この学習方法は赤ちゃんが言葉を話し始める過程と同じで、成長と共にいつのまにか長い文章を話すようになります。
シャドーイングは語学学習の上で、理にかなったとても効果的な学習方法です。
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