総合支援学校や発達障害の支援に使用する教材教具
総合支援学校で使われる教材教具は、支援者に合わせた機能が取り入れられていて、支援者本人に合わせた各支援学校自作の物が多く、サイト上でも数多く紹介されています。
初期の学習として、感覚の活用や体の各部位の動き、手や目の使い方が重要になり、触る事でスイッチが入り周囲の人間へ合図したり、音と光を楽しむ道具もあります。
次に、概念形成の学習では、位置や形を学ぶ事で比較や分類へと進みます。
型はめや棒差し、20ピース程度のパズルといった教材で学習を行っていきます。
また、言葉や数の基礎学習では、単語や文の構成を考えたり、タイルを使って数の操作を行い足し算や引き算に取り組みます。
その他には、日常生活に関わる指導や作業学習を通して、教材教具を使用し人との関わりを徐々に増やす事が可能です。
さらに、発達障害を支援する教材教具や支援機器も数多く、支援者本人や家族、教師が有効利用しています。
聞く支援をするICレコーダーや、話す支援の小型パソコン等、読むのを支援するデジタル録音図書や電子辞書のように、技術の進歩により支援が必要な人々の生活に大きな力添えが出来ます。
書く手伝いを行う音声代替入力ソフトや、筆記補助具も充実しています。
また、学習面のみならず日常生活を助ける事も大変重要で、時間を理解する教材や箸の持ち方を補助する道具もあり、多動や衝動性の困難支援の道具もあります。
創意工夫されたこうした教材教具を上手に活用しながら、支援者本人への理解と寄り添う気持ちが大切です。
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