TOEICの平均点から見る試験問題の特徴
TOEICの平均点は公式サイトに公開されています。
昨年の1月のテストからの数字を見ることが可能です。
これを見ると面白いことに気付きます。
満点はリスニング・セクションが495、リーディング・セクションが495、トータルで990です。
2011年1月以降2012年7月までのリスニング・セクションでは最も平均点の低かった回は2011年11月の312.6、逆に最も平均点の高かった回は2011年10月の323.2です。
315付近が最も頻繁に現れます。大体315点くらいが平均となるようにできているようです。
リーディング・セクションはどうかと言うと、2012年1月の平均が最も低く252.7、逆に最も高いのが2011年10月で267.4となっています。260付近がほとんどです。
日本人はこれまで、学校で長い間文法と読解を中心に勉強してきて、英語を読むのは得意だが、聞き取ったり、喋ったりするのが苦手だと言われてきました。
しかし、このTOEICの結果を見る限り、現実はその逆のように見えます。
英語を読むのはゆっくりと行えば、誰でもある程度理解できるでしょう。
特に時間をかけて、辞書の助けを借りれば、なおさらそうです。
本番のTOEICでは大量の文章が出題され、それを限られた時間内に読んで、正答を選んでいかなければなりません。
学校で勉強しているときのようにゆっくりと読んでいく時間はないのです。
また、リスニング・セクションでは音声に従って問題を解いていきますが、リーディング・セクションは自分で制限時間に気を付けながら取り組まなければならないので、時間配分が難しい、という特徴もあります。
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