TOEICの模擬試験と本番のテスト
TOEICは英語の理解力を客観的に測るテストです。
最近、旧形式から新形式のテストへと移行し、テスト内容に若干の変更がありました。
大雑把に言えば、旧形式のテストは英語を理解するテストであるのと同時に、英語という言葉のテストでもあり、そのため、文法問題なども出題されていました。
新形式では、英語を実践的に理解することに重点が置かれています。
文法問題がなくなり、全体的に長文問題が増えました。
また、穴埋め問題も長文問題の一つとして登場しています。
リスニングセクションの写真を見て、それに合う説明文を選択する問題の数は減りましたが、逆に話の流れを理解して正答を探す問題が増えました。
TOEICでは、英語をある程度高速で聞いたり読んだりして理解していく能力が求められています。
このため、高いスコアを獲得するためには、日ごろから大量の英語を読んだり聞いたりして話の内容を理解できるようになっていなければなりません。
市販の模擬試験の中には本番以上に難しい物が多く、例えば、新形式ではアメリカで話される英語のほかにイギリスやオーストラリア、ニュージーランドやカナダの人々が問題文を読み上げます。
本番の試験では、それほど特徴のある英語を話す人はいないのですが、模擬試験の問題集の中にはかなり訛りの強い英語を話す人も収録されています。
また、問題集の中には聞き慣れない個人名が多数登場して会話が進行していく場面もあります。
確かに英語は多くの国々で話されている言葉ですので、珍しい個人名も時には登場するのですが、本番の試験ではこういった個人名を正確に記憶して解くような問題は出題されません。
模擬試験はあくまでも模擬であるため、そのまま本番でも同じような傾向の問題が出るとは限らないようです。
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